大幣神事は藤原氏が宇治の静謐を願って斎行した道餐祭に始まります。
縣神社大幣殿を出た大幣は幣差、神馬など多くのお供と共にあがた通り、
新町通り、本町通りを町の角々で御祓いの儀式をしながら進みます。
帰着後大幣殿で三回転させて地面に叩きつけた大幣を、
今年は十四人の幣差が県通りを宇治橋まで引きずって走り、
宇治橋の上から角々で祓われた疫病と共に川に流します。
神馬の馬馳などと共に「大幣さん」と町の人々から慕われる宇治の初夏の祭りです。

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