岩波書店 広辞苑第五版より
宇治橋東詰 通圓茶屋『宇治川両岸一覧』
その@ 平安時代末期から室町時代へ
| 永暦元年1160 | 初代通圓 | 通圓の創業は平安時代末永暦元年(西暦1160年)に さかのぼります。 元祖は源頼政の家臣、古川右内(ふるかわうない)という武士で武術にすぐれておりました。 晩年隠居をし頼政の政の一字を賜って 「太敬庵通圓政久(たいけいあんつうえんまさひさ)」 と名乗り、宇治橋東詰に庵(いおり)を結びました。 |
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| 冶承の役1180 | 初代通圓は主君源頼政のもとにはせ参じ、 ともに平家の軍と戦いました。 (宇治川の合戦) その後 頼政は平等院(宇治市宇治)扇ノ芝にて、 初代通圓もその後を追い、ともに討ち死にを遂げています。 現在 源頼政、通圓政久の両墓は平等院の庭に静かに眠っています。源三位頼政之墓 |
![]() 平等院の庭にある『太敬庵通圓政久之墓』 写真後方が平等院鳳凰堂 |
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| 1191 | 栄西が宋から茶種を持ち帰る。茶の歴史 | ||
| 鎌倉幕府成立 1192 室町幕府成立 1338 |
この頼政と初代通圓の主従関係を物語った「通圓」という狂言は 能「頼政」を茶化した狂言で 今日もたびたび公演されております。 このころ、宇治茶が高級茶としてもてはやされるようになりました。 |
![]() 狂言『通圓』 (大蔵流) |
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| その後子孫代々、「通圓 ※後に通円」の姓を名乗って 宇治橋の橋守(はしもり・守護職)を仰せつかり、 道往く人々に橋の長久祈願と旅人の無病息災を願って、 茶を差し上げてまいりました。 |
![]() 800年前から使われてた釜 現在は通圓店内にございます |
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| 第七代目 ?−1455 |
第七代目通圓はとんちで有名な一休和尚と親交厚く、参禅して隠者となり、共にとんちを持って肝胆相照らす仲だったようです。 康正元年(1455)第七代目通圓は卒しています。 このとき一休はわざわざ通圓の家に来て、当家のものに 「一服一銭一期の泡」としたためた書を贈っています。 一休和尚作「初代通圓」木像は茶筅と茶碗を持ち舞っている姿で当店正面に祀(まつ)られており、今も毎朝 お茶・お線香・お花をお供えしています。 |
![]() 一休作 『通圓木像』 ![]() 狂言『通圓』と同じように右手に茶筅 左手に茶碗を持つポーズなのがよくわかります。 |
そのA 安土桃山時代から江戸時代
| 安土桃山時代 1568 |
第八代目 | 第八代目通圓は将軍足利義政の同朋衆、茶坊主として 将軍に仕えておりました。 |
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| 第十代目、 第十一代目 |
第十代目、第十一代目通圓は、豊臣秀吉公の信任を受けて宇治川の水を汲み上げる大役を仰せ使いました。 | ![]() 宇治橋三の間から水汲み 茶祭り(毎年10月) |
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| 慶長元年 1596 |
茶事に関心の深かった豊臣秀吉公は、伏見城におられた時、城中で大名や茶人を招いてしばしば茶会を催しました。その時に用いる茶の湯の水は、当時“天下の名水”といわれた宇治川の水を五更の時刻(日の出までのおよそ二時間あまりの間)宇治橋三の間より汲み上げ、伏見城に運びました。その時水汲みに使った「釣瓶(つるべ)」は秀吉公が千利休に命じて特別に作らせました。その釣瓶は現在まで通圓代々に受け継がれ家宝として秀吉の五七(ごしち)の桐(きり)の紋と共に保存されています。 | ![]() 千利休作 『釣瓶』 |
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| 関ヶ原の戦い 1600 江戸幕府成立 1603 |
宇治橋の橋守として橋を守りながらも 旅人にお茶を出していました。 |
![]() 店内には400年以上前から代々伝わる茶壷が美しい光を放っています |
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| 寛文12年 1672 |
現在の建物は 寛文12年 西暦1672年に建てられた建物です。昔は 宇治橋の架け替えは20年から30年に一回架け替えられたのでその都度 幕府の手で通圓も建て替えられたり修理をしてもらっていました。 |
そのB 近代 明治から平成
| 明治維新 1868 |
第二十代目 | 通圓祐次郎(ゆうじろう) 伊藤博文が通圓茶屋を訪れる |
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| 大正 1912 |
第二十一代目 | 通圓甚左衛門(じんざえもん) | |
| 昭和 1926 |
第二十二代目 第二十三代目 |
通円良三(りょうぞう) 通円亮太郎(りょうたろう) 吉川英治小説『宮本武蔵』に通圓茶屋が登場する 美空ひばり 映画撮影のため訪問 株式会社 通圓設立 |
![]() |
| 昭和55年 1980 |
農林水産大臣賞受賞 | ||
| 平成7年12月 1995 |
通圓茶屋 さわらびの道店オープン |
![]() 人気メニュー「抹茶と茶だんご」 |
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| 平成13年3月 2001 |
通圓 本店 茶房リニューアル |
![]() 宇治川と宇治橋を眺めながら お茶をご一服 |
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